丸井グループは、IT人材の育成や、投資先ベンチャー企業への出向、次世代経営者育成などの人材投資に力を入れています。今回は2017年4月よりスタートした「次世代経営者育成プログラム(共創経営塾:CMA)」について、ご紹介いたします!2020年度は、新たにスタートアップ企業や将来世代との共創ビジネスを実現する人材の育成を目的としたカリキュラムも加わり、より実践的な活動を行ってきました。
2017年4月より、経営に革新を起こせる人材の発掘と育成を目的として、「次世代経営者育成プログラム(共創経営塾:CMA*)」を開設しました。この制度は公募制をとっており、自ら手を挙げた若手社員の中から毎年10~20名程度を選出し、経営幹部に必要な知識の習得、経営層や外部の経営者・有識者との対話などを通じて、経営の視点を1年間かけて学んでいきます。
*CMA:Co-Creation Management Academy
(1枚目)20~30代の若手中心で構成
(2枚目)対話やグループワークで理解を深めるメンバー
2020年度のCMA4期は、丸井グループの社外取締役を務める岡島 悦子氏の伴走のもと、20~30代の多様なメンバー12名が活動してきました。1年間をかけて、共創ビジネスを創造できる人材に必要な知識の習得を行い、丸井グループの経営者をはじめ、有識者・起業家などの社外講師の皆さまが、CMA4期生の成長を強力にバックアップしていただきました。
また、2020年度より、CMA1~3期の卒業生がメンターとして4期生をサポートする制度を導入し、自ら手を挙げた19名の卒業生たちが4期生の身近な相談相手となり、1年間伴走しました。
2021年1月19日(火)、約1年間の活動を通じて一人ひとりが温めてきた自身の想いや考えを、丸井グループ役員に向けて発表しました。代表の青井、社外取締役の岡島 悦子氏、田口 義隆氏からの総括内容を、一部抜粋してご紹介します。
<個人発表テーマ>※10年後に自分自身が丸井グループの経営者である前提で発表
1、2030年に丸井グループはどのような会社であるべきだと思いますか
2、1の丸井グループはステークホルダーにどのようなインパクトがありますか
3、その実現のためにあなたはこれから何をしますか(事業・戦略・組織変革など)
青井:限界を超え、質的に何かが変わることが人の成長や進化だと思っています。「勉強になりました」ではなく、「脱皮した感」が出てきたというのはうれしいことで、皆さんの頑張りと、導いていただいた岡島さんに感謝したいです。大企業の経営はいろいろなことが複雑に関連して成り立っているので、「全体を見る」視点を得ることができたのは本当に貴重なことだと思います。これからは「お客さまの幸せを追求した結果、儲かる」という高度な宿題を解いていってください。
岡島氏:相当頑張ったんだなとうれしく思います。いろいろなセッションを経て、経営者としての視座を身をもって感じられたのはすごく良かったと思います。今日発表した提案をお蔵入りにさせず、実現できる部署に行けなくても、しつこく追及してほしい。ぜひ、4期生の皆さんもメンターとしてこれからもCMAにかかわり続けてください。
田口氏:パッションがある人は魅力があります。皆さんに期待するのは、人としての魅力です。 「楽観的に楽しんでいること」「感謝すること」「人を巻き込む」「公に対して貢献する」の4つが重要で、これを大切にしていると必然的にエネルギーが上がってくると思います。 「公に対して貢献する」ということには、将来世代への貢献も含まれるのではないかと思っています。
2021年春、CMA5期生の公募と活動がスタートします!丸井グループは、次世代経営者育成プログラムを通じ、今後も若手・女性役員候補者の発掘・育成を継続して推進していきます。