働き方
2020.11.9

【将来世代との対話】Z世代会議を実施しました!

丸井グループでは、社員が年齢や役職にかかわらず、経営にとって重要なテーマを議論する場として、「グループ横断プロジェクト」や「中期経営推進会議」を設定しています。今年度から新たに、特定の課題に関してグループとしての解決策を提案することを目的として、「グループ公認イニシアティブ」を新設しました。9月7日(月)、男女の役割分担の見直しに向けた働き方の提案を目的とするイニシアティブ「共働き2.0」の活動の一環として、 (株)dotさまご協力のもと、将来世代の皆さんにお話を聞く「Z世代会議」をオンラインにて開催しました!

目次

    Z世代会議とは

    Z世代会議とは、ソーシャルネイティブであり新しい価値観を持つZ世代(1990年代後半以降生まれ)の皆さんが、企業のテーマに沿って対話を行い、その課題解決や新商品提案のお手伝いをする、()dotさまが主催する会議です。

    ()dotさまは、学習院大学のOBOGによって設立されたベンチャー企業です。おもな事業として、企業とZ世代のコラボによる商品企画・開発などを手掛けています。Z世代会議のメンバーとして約100名の大学生(学習院・早稲田・慶應・青山学院大学など)が、「イノベーションチームdot」として所属しています。

    Z世代会議について、詳しくはこちら

    https://z-kaigi.com/whats/

    ◆これからの働き方についてZ世代の皆さんに聞きました!

    グループ公認イニシアティブ「共働き2.0」は、自ら手を挙げ、公募で選ばれた10名のメンバーが活動しています。性別関係なく男女ともに仕事と育児を両立することでお互いが活躍できる「共働き」の実現をめざし、今回は将来世代でもあるZ世代の皆さんに、「働くことへの価値観」や「理想の共働き」についてお聞きしました。

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    <4つのタイプ別に対話を実施>

    ()dotさまは、Z世代とY世代を対象に「104の価値観と行動」について調査し、その結果をもとに、Z世代の傾向を下記の4つのタイプに分類しています。今回ご参加いただいた28名のZ世代の皆さんにも、この4つのタイプのどれに当てはまるかを事前のアンケートで明らかにし、当日はタイプ別に分かれてオンラインで対話を行いました。

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    (出典:イノベーションチームdot

    ソーシャルよいこ:SNSを使いこなす。トレンドに敏感で他人の目が気になる。

    省エネペシミスト:他人の視線をさほど気にせず、クールな傾向が強い。真面目な性格でモノにこだわりがない。

    様子見フォロワー:他人の目を気にして控えめ。悪目立ちや対立を避ける傾向が非常に強い。

    人生ガチ勢:リーダー気質を持つ社交家で、伝統価値観が強い。

    Z世代が考える「理想の共働き」とは>

    Z世代の理想の家族のあり方とは?」「Z世代の理想の共働きとは?」「理想の共働きのアイデアをまとめよう」という3つの問いについて、当社のイニシアティブメンバーがお話をうかがいました。

    Z世代の皆さんからは、「パートナーと価値観のギャップがあれば、何事も話し合って解決をしたい」という声が多く聞かれ、価値観を押し付けるのではなく、対話を大事にしていることがわかりました。またほかにも、「仕事も家庭も充実させたい」「家族だけでなく、仲間とも育児をシェアしていきたい」という意見も上がりました。

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    対話を重ねていく中で、「仕事も男女平等になってきたから、家庭でもフェアでありたい」という考えがある一方で、「やっぱり男である自分の方が、稼ぎが多い方が良い」という意見もあり、以下の図のように、4タイプごとに出てくる意見が少しずつ違っていたのも印象的でした。

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    会議をイラストでまとめた「グラレコ(グラフィックレコーディング)」
    (出典:イノベーションチームdot

    ◆(株)dot 代表 冨田さまからのメッセージ

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    ―今回のZ世代会議の内容はいかがでしたか?

    リベラルで多様な価値観を尊重しあうZ世代は、理想の共働きのあり方も4タイプで違いが出ていました。全体を通して、Z世代は特に対話を大切にしている特徴があることもわかり、家族間や会社の中でも対話の時間はとても大切なんだと私自身も感じました。

    ―丸井グループの取り組みについてどのように思いますか?

    今回の丸井グループの取り組みは、「より良い共働きを実現したい」という有志メンバーが集まり、本気で取り組まれているということにすごく驚き、感動しました。

    Z世代の声を聞くなど、未来に目を向けて考えていて、働く人の生活を豊かにするために社員が手を挙げて自由に提案できる、進化していこうとしている組織は、Z世代にとってもとても魅力的な会社だと思います!

    丸井グループがファーストペンギンになり、社会がもっと豊かになっていく未来への希望を感じることができて、すごくワクワクしています!私たちZ世代も理想の共働きの形について考え、今後も皆さんと共創して社会に提案していけたらとてもうれしいです。

     

    今回のZ世代会議で特に印象的だったのは、「仕事も自己実現の一つ。自分も仕事で自己実現をしたいと思うから、パートナーにも形はどうであれ自身がやりたいことを実現してほしい」という声です。「自己実現のために仕事も頑張り、家庭でもフェアでありたい」と願う将来世代のために、企業としてどのようなことができるのか。丸井グループでは、引き続きイニシアティブメンバーを中心に、その解決策を模索していきたいと思います。

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