丸井グループは「すべての人がしあわせを感じられるインクルーシブな社会を共に創る」というミッションのもと、社会課題の解決と利益の両立をめざしていくにあたり、これからの未来を担う人材である将来世代との共創の取り組みを推進しています。今回は共創の取り組みの一環として、クラーク記念国際高等学校と新宿マルイが行ったマルイプロジェクトの取り組みをご紹介します。
マルイプロジェクトとは、企業や地域と連携しながら実社会の課題に対する問題解決能力を育成し、社会で活躍するために必要なスキルを身につけるための「プロジェクト型授業」を展開するクラーク記念国際高等学校と、「将来世代の未来を共に創る」というインパクトを掲げている丸井グループが連携して行っている授業で、将来世代の視点を活かしながら社会課題解決と利益の両立を考えることを目的に、昨年度から取り組みをスタートし、今期で2期目となりました。
今期はクラーク記念国際高等学校東京キャンパスの学生と新宿マルイによる合同プロジェクトを実施し、「社会課題解決につながるエポスカードホルダーを増やす」というミッションのもと、金融教育の一環としてエポスカードの新規入会の接点を増やす施策を考えました。
マルイプロジェクトでは8月中旬に開催されたN・E・Oフェスでの発表展示に向けて、「サステナビリティ」・「DE&I」・「Well-being」の3つのテーマに分かれてチームを編成。それぞれテーマにそった社会課題解決ができるエポスカードの魅力に共感していただき新規ご入会につなげる施策を企画することに取り組みました。
N・E・Oフェス*:「サステナブルって実は楽しい」をテーマに、気軽にサステナビリティを体験できるイベント。新宿マルイでは、誰もが「しあわせ」に自分らしく生きられる選択肢の提供をめざし、商品やサービスを体験いただけるキャンペーンを実施。
①サステナビリティチーム
:日本初となる廃棄プラスチックのリサイクル素材でできたクレジットカードであることや、ポケマルエポスカード*のようにお買い物が寄付につながることなど、エポスカードを利用することでサステナブルな社会課題の解決につながることを伝える施策を企画する。
②DE&Iチーム
:ヘラルボニーエポスカード*のようにエポスカードの利用が福祉を支える力(還元)になることや、カードの入会がプライドハウス東京やパラリンアーティストの支援につながり、エポスカードを利用することがDE&Iに関する社会課題の解決につながることを伝える。
③Well-beingチーム
:今年6月、新宿マルイ 本館に体にも環境にも優しい食品を数多く取り揃えた食のフロアがリニューアルオープン。「新しいWell-beingな食」を提案していることをより多くのお客さまに伝える。
また、マルイプロジェクトの講義の中では、「ボランティアと本業を通じた社会課題解決の違いは?」という問いを学生たちに投げかけ、ビジネスによる社会課題の解決が「持続可能性」と「利益としあわせの両立」を可能にするなど、企業が社会課題解決に取り組む意義について一緒に考える機会をつくり、テーマごとの発表にもビジネスで社会課題を解決する視点を反映させていきます。
8月上旬に行われたマルイプロジェクトに潜入してきました!プロジェクトではN・E・Oフェスの実施を約2週間後に控え、店舗での展示やアウトプットのイメージをチームごとに発表しました。
サステナビリティチームが作成した資料より抜粋
「このままで地球環境は本当に大丈夫か?」という問題に対して、危機感を持っている人・あまり関心のない人両方をターゲットに、選択肢の一つとして、エポスカードによって実現できる社会課題解決の方法や、何も行動をしなかった場合に起こる問題とその解決策をデジタルポスターで提示。
新宿マルイ店長からのフィードバックコメント
お客さまが体験できる掲示物というのが面白いですね!もうすでに地球環境を守るためのアクションを起こしている人に対してどのようにアプローチをするのか考えてみても良いと思います。
DE&Iチームが作成した資料より抜粋
初めてクレジットカードをつくる若者や、まだクレジットカードをつくったことがない自分たち高校生の目線でクレジットカードに関する問いを考え、その問いに答えるQ&A方式のデジタルサイネージを掲示する。
新宿マルイ店長からのフィードバックコメント
クラーク国際記念高等学校のSNSがあればそのSNSで発信をしていくことで高校生の熱量が伝わり、将来世代に向けてさらに共感を生むことができるのではないでしょうか!
Well-beingチームが作成した資料より抜粋
新宿マルイ 本館B1階の「新しい食のフロア」の認知を拡大し、フロアの紹介とともに、B1階に出店しているBIO-RALの食材を使用したレシピ動画を作成。レシピ動画は手話・字幕を使用し誰が見ても調理ができるよう工夫する。
新宿マルイ店長からのフィードバックコメント
(動画を視聴して)何の材料が必要かわかると嬉しいですね。クラーク国際記念高等学校の取り組みであることをもっと動画の中で発信しても良いのではないでしょうか?
新宿マルイの店長への発表で大変緊張している様子でしたが発表が始まると一変、イキイキと自身の実現したい未来を語る生徒たちの姿がとても印象的でした。
実現したい未来と利益との両立に苦しみながらも、私たち社員にはない将来世代ならではの斬新な切り口で発せられるアイデアにたびたびハッとさせられました。学生の皆さんたちとの授業を通じて固定観念に縛られない柔軟な視点や将来世代の当事者意識などに触れ、互いに刺激を受けることができる共創の取り組みを今後もぜひ継続していきたいと思いました。
またマルイプロジェクトは新宿マルイ以外にもこれまでに、tsumiki証券との連携授業も行っており、今後は「tsumiki認知拡大のプロモーション」「新宿コンセプトショップスでの金融教育イベント合同開催」など新たに学生たちとともに若者の資産形成や循環型社会について考える共創の取り組みも拡大していく予定です!
新宿マルイ×クラーク記念国際高等学校の共創
— この指とーまれ! │ 丸井グループ (@maruigroup) September 22, 2023
「プロジェクト型授業」を展開する高校と行ったマルイプロジェクト
2期目の今回は「社会課題解決ができるエポスカードの魅力を伝え、新規ご入会につなげる」をテーマに検討
学生たちの熱いプレゼンを取材しましたhttps://t.co/hRVCRww9Tw pic.twitter.com/t2TMoQrult