◆(株)エーツーさまとの共創の取り組み

中古ホビーの大手EC通販サイト「駿河屋」を運営するエーツーさまとは、2019年12月に資本業務提携を行いました。2018年4月に「駿河屋」を新宿マルイ アネックスにオープン。現在ではマルイシティ横浜、博多マルイ、丸井のWeb通販サイト「マルイウェブチャネル」にもご出店いただいており、提携カード「駿河屋エポスカード」も発行しています。

　
(1枚目)駿河屋 新宿マルイアネックス店　(2枚目)駿河屋エポスカード


マルイウェブチャネルページ（https://search-voi.0101.co.jp/voi/shop/surugaya/）

店舗には多くの女性のお客さまが訪れており、エーツーさまにとっては従来とは異なる顧客層とのタッチポイントの獲得につながっています。また当社にとっても、ゲームやフィギュアなどのコンテンツカテゴリー強化とリアルとWebを通じた体験価値の提供につながるなど、互いの経営資源とノウハウを組み合わせることでシナジーを創出しています。

◆ムービングの物流網と店舗を活用した新サービス

丸井グループの物流事業会社 (株)ムービングは、2020年7月から、「駿河屋.jp」の商品買取時の発送を、マルイ・モディ店舗の専用カウンターで承る「買取商品受付サービス」をスタートしました。また、11月17日(火)より、「駿河屋.jp」で購入した商品の「受取サービス」もご利用いただけるようになりました！どちらのサービスも、商品の配送業務はムービングが受託しています。

　
(1枚目)マルイ・モディ店舗のネット通販 受取・返品カウンター (2枚目)駿河屋店舗のカウンター

・買取商品受付サービス
「駿河屋.jp」の宅配買取（「あんしん買取」「かんたん買取」）の商品発送の受付を、マルイ・モディ店舗の「ネット通販 受取・返品カウンター」で承るサービス。

・受取サービス
「駿河屋.jp」で購入した商品の受取りを、マルイ・モディ店舗の「ネット通販 受取・返品カウンター」で承るサービス。

これらのサービスにより、店舗で買取受付・受取というお客さまの選択肢が増え、利便性が拡大します。また、エーツーさまにとっても、「駿河屋.jp」のOMO（ネットと店舗の融合）の取り組みを加速させることにつながります。

◆取り組みを推進した担当者に話を聞きました！

「キングダム」大好き！(株)ムービング 事業企画部 森澤 誠士

静岡に倉庫を、首都圏に直営店舗をお持ちのエーツーさまの物流面の課題に対し、ムービングの提案がフィットしたことで今回の取り組みが始まりました。
日本では毎年、宅配の物量が増え続けており、「宅配クライシス」と呼ばれる社会課題が顕在化しています。私たちは、再配達の増加によるCO₂の増加や、ラストワンマイルを担当するエッセンシャルワーカーの負担増といった社会課題の解決に向けて、グループが持つアセットを活用し、「店舗受取」というビジネスの形で取り組んでいきたいと考えています。また、「仕事帰りにさっと受取りたい」「自宅で配達を待つ時間がもったいない」といったお客さまのニーズにもお応えしたサービスをめざしています。
今後も、ECを起点とした新たな物流支援サービスの会社へとしなやかに変化し続ける企業をめざし、チーム一丸となって新たな取り組みにチャレンジし続けていきます！

(株)エーツー 吉田 博樹（丸井グループから出向）with駿河屋のマスコットキャラクター「スルガニャン」

4月よりエーツーに出向し、おもに丸井関連の店舗・EC・カード・物流などの協業全体の推進を担当しています。
今回のサービスは、「駿河屋.jp」におけるお客さまの利便性を向上させるもので、エーツーの経営理念「顧客最優先主義」に寄与する取り組みです。また、配送をムービングが受託することにより配送料も安くなり、丸井グループにとっても店舗の入店促進になる、まさにwin-winの取り組みとなっています。
ムービングの取り組みは、森澤さんをはじめムービング 事業企画部の皆さんが主体的に取り組んでいただき、エーツーとしても非常にメリットのある取り組みだったため、企画からローンチまでスピード感をもって進めることができました。今後も、各事業において、シナジーを発揮するwin-winの協業を推進していきたいと思います！

お客さまの利便性向上や社会課題の解決に向けて、今後もグループの経営資源やノウハウを活用し、お取引先さまを含むステークホルダーの皆さまとともに取り組んでいきます！