サステナブル
2023.7.25

中野セントラルパークで開催!リユース容器「Megloo」の実証実験を突撃レポート!

コロナ禍によって飛躍的に拡大したテイクアウトグルメ。デリバリーやテイクアウトできる店舗が増え、便利で手軽においしい食事ができるようになった一方で、問題視される使い捨て容器などのごみ問題。食べ終わった容器をごみ箱に捨てるたびに感じるあの罪悪感を払拭すべく、地域一貫となり容器のシェアリングによりごみを削減するサービス「Megloo」(メグルー)を活用した実証実験がスタートしています。

目次
    ■「Megloo」(メグルー)とは?
    リユースできる容器を皆でシェアすることで、テイクアウト時の使い捨て容器を削減する容器のシェアリングサービス。
    スマホで簡単に借りられ、返却場所は対応店舗どこでもOK。地産地消の食材を中心としたおいしくてヘルシーな味と、優しい気持ちをお届けします。
    https://megloo.jp/#intro

    ■中野セントラルパークで実証実験!
    今回の実証実験では、ゼロウェイストな未来に向けて、キリンホールディングス株式会社、東京建物株式会社、株式会社カマンとともに取り組んでいます。その中で丸井グループは社員や中野周辺のお客さまへの周知活動と意識調査、本社オフィスや中野マルイへの回収ボックスの設置、社員食堂による洗浄を担当します!
    「Megloo」の事業を運営するカマンは、丸井グループが開催するスタートアップ企業とのオープンイノベーションプログラム「Marui Co-Creation Pitch」の第3回大会(2022年12月開催)にて優秀賞を受賞し、今回の実証実験へ発展しました。

    【実証実験の取り組み】
    ①    キッチンカーでリユース容器「Megloo」を選択
    ②    キッチンカー横や近隣施設で回収
    ③    丸井グループ本社で洗浄
    ④    キッチンカーで再利用

    ■中野セントラルパークの実証実験に行ってきました!

    ①キッチンカーで好きなフードを購入
    今回のイベントでは、5日間で35台のキッチンカーが出店しています。初日から多くのお客さまが集まり、賑わいをみせていました。
    フード購入時に容器を選べるようになっており、Meglooを利用する場合は、初回にLINEのお友達登録を行います。

    定番の丼ものやエスニックフードなどさまざまなジャンルのキッチンカーが出店しています。
    14時前には売れ切れてしまうので、ピークタイムを避けた13時ごろがおすすめです!

    セントラルパーク内には、テイクアウト商品を食べられる場所も充実!
    日かげを選べば風が吹き抜け、景色も良く、心地よく食べることができます。

    出店しているキッチンカーの方にお話をうかがいました!

    Q:Meglooを選択する人の割合は?

    イベント初日時点の選択率は約1:3で、使い捨ての容器を選択する人が多かったです。ピークタイム中はMeglooのサービス内容をご案内できないこともあり、この取り組みに気づいていないお客さまもいらっしゃいました。

    初回に登録があるため「今日は登録だけして、使い方を調べる」というお客さまもいらっしゃったので、今後利用率が高まっていくと思います。

    Q:Meglooの容器の使い心地は?

    従来の使い捨て容器よりも密封性が高く、衛生的で、持ち運ぶときも崩れにくいので安心してご利用いただけると思います!

    少し底が深く、メニュー次第では量が少なく見えてしまうため、メニューに合わせて底が浅いタイプなどもあるとうれしいです。

    ②食べ終わったら回収BOXへ

    LINEで返却場所を選択し、容器を返却します。
    キッチンカーの周辺以外にも、キリンホールディングス本社が入居する中野セントラルパークのエントランスホール、中野マルイ、丸井グループ本社ビルなどさまざまな場所で返却できます。容器は密封して返却できるので、気になる臭いなどもありませんでした!

    ③回収した容器は丸井グループ本社へ

    回収された容器は丸井グループの本社へ運ばれ、社員食堂で洗浄します。
    初日から100個以上の容器が運ばれ、手洗い→洗浄機→乾燥機できれいになったリユース容器は、洗浄後にまたキッチンカーへと運ばれて行きました。

    Meglooの仕掛人 善積さん(株式会社カマン代表取締役)にうかがいました!

    サービスをはじめたきっかけは?
    当時3歳だった息子と散歩していると、道端に落ちているごみを拾ってごみ箱に捨てている様子を見て、「えらいな」と思ったと同時に、彼らにごみのない美しい未来を残すにはどうするべきか、ごみの多い社会について考えるようになりました。
    ちょうどそのころ、コロナ禍でテイクアウトやデリバリーをよく利用していて、パンパンのプラスチックごみを週に2袋捨てることに罪悪感が増していきました。
    その解決策として古くて新しいリユースの仕組みを思いつき、2021年10月に鎌倉で小さくトライアルを始めてみたのですが、想定以上に共感者が多く、安定して日々ご利用いただけていることで、さらにこの取り組みをいろいろな場所で広げようとしています。

    今回のイベントにかける想いは?
    現在Meglooは全国7都市に展開しています。啓発活動としては一役を担っていると思いますが、プラスチックごみを減らした、CO₂の削減に貢献したと言うにはまだまだです。
    もっとリユース容器を活用して環境負荷を減らしたいと思っている中、注目したのがオフィスの弁当ごみです。
    特に社食のないオフィスでは毎日大量の弁当ごみが排出されています。この部分で取り組みができないかと思っていたところ、キリンホールディングスさんや丸井グループさんとご縁をいただきまして、今回の取り組みにいたりました。
    「捨てる」から「めぐる」資源循環型の街を作っていきたいという中で、当然ながら一番大事なのは、その街で働く人や住む人の協力です。そういった意味で、初めて大手企業の協力を得て進められることを、大変楽しみにしています。
    また、今回は短い実証実験なので、秋以降にさらに拡大していきたいと思っています。そういった手がかりも掴めたら嬉しいなと思っています。ぜひあの店に、この店にも導入して欲しいという声をお待ちしております!

    中野セントラルパークでの実証実験は7月28日(金)まで開催しています。ぜひお近くへお越しの際は、Meglooを活用した、おいしく、環境に優しいサービスを体験してみてください!

    • 開催概要
    • 開催期間:2023年7月24日(月)~7月28日(金)

    • 実施会場:中野セントラルパーク

    • 回収ボックス設置場所:中野セントラルパーク キッチンカー横、中野マルイ
      (オフィスワーカー限定…セントラルパークイースト1F、セントラルパークサウス1F、キリンホールディングス、丸井グループ本社)

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