10月30日(日)、次世代を担う若手クリエーターの発掘と健全な育成支援を目的として開催しているアプリ・Webサービスの開発コンテスト「アプリ甲子園2022」が開催されました。
昨年、丸井グループはプラチナスポンサーとして参加していましたが、今年度より、ライフイズテックさまと共同開催という形で大会に参画しました。
「アプリ甲子園」は、次世代を担う若手クリエーターの発掘と健全な育成支援を目的として2011年より開催している、日本最大級の中高生向けのアプリ・サービス開発コンテストです。
12回目の開催となる今回は、全国の中高生が開発した、iPhone®や Android™端末に対応するスマートフォン向けアプリやWebブラウザ上で動作するWebアプリを広く募集し、その企画力と技術力を競う「開発部門」と、協賛企業からの課題に対し、テクノロジーの力を使って解決できるアイデアを企画書形式で募集して"貢献性"と"新規性"の2つの観点で競い合う「アイデア部門」(今年から新設)の2部門で行われました。
また、今年は過去最多となる23の企業・団体の皆さまにスポンサーとしてご支援をいただき、一層大会を盛り上げることができました。
10月8日(土)~10日(月・祝)、アプリ甲子園決勝大会を盛り上げるために、渋谷モディでプレイベントを開催しました。今回のイベントは、大人気TikTokクリエイター 伊吹とよへさんとコラボ!
ライフイズテックの若手クリエイターが考えた「クセがつよい」アプリの体験会のほか、伊吹とよへのお二人が考案した「クセがつよい」アイデアを、ライフイズテックのクリエイターがその場でコーディングし24時間でアプリ化する企画や、お二人のトークショーが行われ、アプリ甲子園への期待が高まる場となりました。
(右)店頭で行われたトークショーには伊吹とよへのお二人が登場!ファンをはじめ多くの人が集まりました
(左)伊吹とよへさん考案のアプリ制作は渋谷モディ4Fの会場で実施!作業の進行を実際に見ることができ、臨場感ある企画となりました
10月30日(日)、日本科学未来館 未来館ホールにて、多数の応募の中から選考を勝ち抜いたファイナリスト10チームによる決勝大会が開催されました。決勝大会では想いを伝えるプレゼンと、ソースコードなどを実際に見る技術力審査を実施。小学生から高校生まで、オンラインでの参加者も含め日本全国から14名が参加し、堂々とプレゼンを行いました。
大会は、「病気の家族を支えたい」「地球の水不足解消の一助に」「部活の不を解消したい」など、それぞれの強い想いを高い技術力をもって具現化したアプリが連なり、激戦となりました。
審査員には、パノラマティクス 主宰 齋藤 精一さんや、ITエンジニア兼漫画家の千代田 まどか(ちょまど)さんなど、豪華なメンバーが集まったほか、テレビやYouTubeで人気の東大発の知識集団「QuizKnock」須貝 駿貴さんが司会を務めました。
(左)千代田さんをはじめとした、時代を牽引する6名による審査が行われました
(右)「QuizKnock」メンバー 須貝さん、falconさんのトークセッションも開催
優勝・総務大臣賞は増田 ひなたさんの「努力量を共有するヘルスケアアプリ『Sanitas』」
「Sanitas」は、他人に体重を公開せず、自分自身の運動量などをポイント化し、友達と共有。安心して、競争しながら、ゲーム感覚でモチベーションを下げずに楽しくダイエットや健康維持が継続できる新しい形のヘルスケアアプリです。UIレベルの高さや、「友だちとつながりながら、ゲーム感覚で健康をめざす」という現代らしさが評価されたことによる受賞となりました。
増田さんからは「3つも賞がもらえるなんて思ってもなかったが、実装力・技術チャレンジには力を入れていたので、そこを評価してもらえてとてもうれしい」というコメントがありました。
さらに、「Sanitas」はCygamesさま、DeNAさまによる企業賞と合わせてトリプル受賞となり、会場からは大きなどよめきが上がりました。
準優勝には、大澤 清乃さん(湘南白百合学園高等学校)による、アファメーション(自分自身に対する肯定的な宣言)によりネガティブな感情に陥ることなく、目標達成に向けてサポートするアプリ「taffi」が選ばれ、高いデザイン力などを評価されました。
第三位には尾上 遼太朗さん(横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校)の地震観測・速報アプリ「EQMonitor」が選出。「EQMonitor」は技術賞も受賞し、審査員からも「技術力は今までのアプリ甲子園でも一二を争う大作」という声が上がるほど、高い技術力を評価されました。
(左)大澤 清乃さん「taffi」(右)尾上 遼太朗さん「EQMonitor」
また、協賛企業賞として、Cygames賞、DeNA賞、モンスターラボ賞、HPE賞、GMOアドパートナーズ賞を選定しました。
技術審査を担当した(株)イエソド 代表取締役 竹内 秀行さんからは「ここ数年でトップの技術レベル。ソースコードを読んでいて、本当に楽しかった」というコメントが出るなど、よりハイレベルな戦いとなった今大会。
丸井グループ 代表取締役社長 青井 浩さんからの閉会の挨拶では、「女性の参加者が特に多く、多様性が体現された大会となったこと、クリエイティビティに年齢や性別が関係ないと実感できたこと、また皆さんの高いプレゼン力やアプリ制作の動機の純粋さから、非常に感動的なイベントとなった」とコメントがあり、早くも来年の大会への期待が高まる中での閉幕となりました。
決勝大会終了後には、ファイナリストやそのご家族、スポンサー企業・審査員の皆さまで交流を図る懇親会も行われました。懇親会では、審査員からファイナリストそれぞれに向けたフィードバックや、ファイナリストとスポンサー企業さまとの交流があり、学生の皆さんにとっても新たな目標を得られる場となりました。
スポンサー企業の皆さまからも、「学生の皆さんがプログラム作成を通して熱心に課題解決する姿や、質の高いプレゼンに感心させられた」「将来世代の育成による、今後のITを活用した未来が大変楽しみ」といった声をいただきました。
参加いただいた皆さま、協賛企業の皆さま、ありがとうございました!
白熱の戦い! #アプリ甲子園 レポート
— この指とーまれ! │ 丸井グループ (@maruigroup) November 12, 2022
10月30日(日)に行われた、学生たちのアプリ甲子園(@applikoshien)の様子をお伝えします!
技術やUIなどの面で、よりハイレベルなアプリが揃った今大会部活動やSDGsなど、動機の純粋さが印象的でしたhttps://t.co/4H0RJOae4f