共創
2022.8.5

社員アスリートに聞いた、障がい者スポーツの魅力とこれからの目標

近年、世の中からの注目度が高まっている障がい者スポーツ。
年齢や性別、国籍の違いだけでなく、障がいの有無などの多様性を尊重し、誰もが活躍できる社会の実現のため、また、障がいに対する社会の理解を深めるため、障がい者スポーツは国内でも積極的な活動が行われています。
今回は、丸井グループに在籍し、ある競技において日本代表として活躍する選手をご紹介します!

目次

    障がい者アスリートの活躍

    昨年開催された東京オリンピック・パラリンピックによって、障がい者スポーツへの注目度はさらに高まりを見せ、今年2月に行われた北京冬季パラリンピックでは、数多くの日本人障がい者アスリートの活躍をテレビや新聞で目にしたのではないでしょうか?

    パラリンピックで行われる競技以外にも多くの種目が存在する障がい者スポーツの中から、競技人口約6,000人を誇る知的障がいサッカーで日本代表として活躍中の横井 知明(よこい ともあき)さんをご紹介します。

     

    横井選手にインタビュー

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    ©️JFFID

    ―サッカーを始めたきっかけは何ですか?

    小学3年生くらいから、休み時間や放課後に友だちとサッカーしているうちにサッカーが好きになり、それから友だちがいるサッカーチームに誘われたのがきっかけで始めました。
    高校で特別支援学校に進学し、そこから本格的に知的障がいサッカーのチームに参加するようになりました。

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    右から3番目、キャプテンの腕章をしているのが横井さん ©️JFFID

    ―普段の練習はどのようにしていますか?

    おもに水曜・金曜日の夜と、日曜日の日中に練習しています。金曜日は勤務があるので、仕事が終わってから練習に参加します。そのほか、遠征に参加することもあります。

    ―サッカー(障がい者サッカー)の魅力はどんなところですか?

    同じ障がいを持った仲間と共にチームスポーツを楽しめるところです。そして、障がいを持っていても世界と戦うことができるところが魅力です。また、普段は東京のチームで練習をしていますが、サッカーを通して東京以外の地域の選手とも交流ができて仲良くなることができました。

    自分がプレーするだけでなく、サッカー観戦も好きです。
    日本代表にも選ばれているボランチの田中 碧選手は、ボールを止める、蹴るといった基本的な動きがトップクラスにうまいと思っていて、自分が学ぶべきスキルをたくさん持っているので、特に注目しています。
    Jリーグでは横浜・F・マリノスを応援しています。チームワークの良さが現れたプレーに感動し、応援するようになりました。

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    チームメンバーと。一番奥が横井選手©️JFFID

    ―競技を続けていくうえでうれしかったこと何ですか?

    2018年、高校2年で初めて東京選抜として出場した福井国体で全国優勝したことです。
    試合終了ぎりぎりの時間帯に得点が入り、最後の最後に1-0で勝てた時はチームメイトと一緒に喜びました!!

    また、知的障がい者サッカーの日本代表に選ばれたこともうれしかったです。6月にフランスで行われた国際試合ではキャプテンマークをつけて出場することができました。キャプテンを任されたことに対して最初はあまり気にしていなかったのですが、時間が経つごとに自覚が芽生えて緊張もしました。かと言って意識しすぎるのも良くないと思い、声出しは積極的に行いながらも普段通りのプレーを心がけました。

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    フランス国際親善マッチの様子 ©️JFFID

    ―競技を続けていくうえで大変だったことは何ですか?

    ケガで試合に出られなくなった時や自分が思うようなプレーができない状態が続いた時、大きな試合で負けて落ち込んだ時は落ち込むこともありますが、やっぱりサッカーが好きなので、サッカーをすることで気持ちを立て直してきました。

    ―丸井グループでの普段のお仕事はどんなことをしていますか?

    丸井グループには2020年に入社し、普段はお客さまへの送付物の封入や、PCのデータ入力など事務作業を行っています。

    ―仕事と競技の両立で大変なことは何ですか?

    社会人になってから、仕事が休みの日はサッカーの練習があるので、1日丸々休みというのがないのが少し大変です。また、水曜日と金曜日は練習時間が夜なので、家に着くのが23時くらいになるため、次の日に疲れが残ることもあります。仕事とサッカーの両立は、体力もとても大事ですね。

    代表メンバーの招集があった時は、職場の方にも協力してもらい参加しています。いつも皆さん応援してくれています!

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    職場での横井さん

    ―これからの目標や夢を教えてください。

    6月にフランスで行われた国際親善マッチでは、残念ながら勝つことはできませんでしたが、今まで感じたことのない世界の壁を直に感じられ、とても良い機会になりました。

    その経験を活かし、4年後に行われるワールドカップでは、2014年ブラジルワールドカップでの最高記録であるベスト4を超える結果を出せるように頑張ります!!
    皆さん応援よろしくお願いします!

    丸井グループはこれからも、年齢や性別、障がいの有無にかかわらずすべての人が「しあわせ」を感じられる、インクルーシブで豊かな社会の実現へ向け、さまざまな取り組みを進めていきます。

    《参考》
    特定非営利活動法人 日本知的障がい者サッカー連盟
    http://jffid.com/

    最新情報は公式ホームページのほか、公式SNSからもご確認いただけます。
    ▼公式SNS
    https://facebook.com/jffid

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