好きを応援
2025.3.21

「プルガトリウムの夜」「デストルドーの使者」初のポップアップショップに潜入!

TRPG作品の「プルガトリウムの夜」「デストルドーの使者」のポップアップショップを初開催!「一人ひとりの『好き』を応援」を掲げる丸井グループでは、「イベント・グッズ事業化」により、グッズの企画・製造・販売を一気通貫で行うことで、お客さまの「好き」をこれまでに以上に応援していく方針です。今回は、4月に行われるなんばマルイのポップアップショップに先駆けて、新宿マルイ アネックスで開催したイベントの様子や、担当社員のインタビューをお届けします。

目次

    「プルガトリウムの夜/デストルドーの使者POP UP SHOP in OIOI」 をレポート!  

    2025年222()32()に新宿マルイ アネックスにてTRPG*作品「プルガトリウムの夜」「デストルドーの使者」のポップアップショップが開催されました。初のリアルイベントということもあり、連日大盛況!

    描きおろしイラストを使用した新商品を販売したほか、等身大パネルの展示や、作者へのメッセージボードがあり、会場にお越しいただいたファンの皆さまは思い思いに楽しんでいました。

    *TRPGとは:
    テーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム(Table-talk Role-Playing Game)の略で、プレイヤーによる会話によって物語を進めるロールプレイングゲーム。近年はオンラインでも遊ばれている。

    ファンの熱量に応えたい!担当者インタビュー

    今回のグッズ・イベントの企画開発を担当した丸井 EC事業本部のMさん・Kさんにお話を聞いてきました!

    ──イベント開催の背景を教えてください!

    Mさん:数年前に、二作品の原作者で配信者の中尾ヤスヒロさんにアプローチしたのが始まりでした。丸井グループでは「一人ひとりの『好き』を応援」をインパクト目標の一つに掲げ、アニメやゲーム、VTuberとのコラボに注力していて、その中で「中尾ヤスヒロさんとお取り組みをしたい!」と思い、私からご連絡させていただきました。
    中尾ヤスヒロさんからは「最高の取り組みにしたいので、VTuberとしてのコラボではなく、自分のTRPG作品コラボの方がきっと良いものになると思います!」という、すてきなお話をいただきました。そのお話を起点に、昨年2月にマルイのネット通販「マルイウェブチャネル」で「プルガトリウムの夜」のオリジナルグッズを販売。作品ファンの方からかなりの反響があり、そこから発展させて今回のリアルイベントの開催にいたりました。

    ──担当のお二人はTRPGがお好きなのでしょうか?

    Kさん:私はこのコラボが決まる前からTRPGが好きでした。昨年秋、現在の EC事業本部に部署異動してきた際に、TRPG作品とマルイがコラボすることを知りました。会社としても自分の「好き」を仕事に活かすことを推進しているので、「TRPG好きです!」と伝えて企画メンバーとして参画していくことになったという経緯です。
    TRPGを好きになったのは、友人に誘われて遊んでみたのがきっかけで、その前は「見る専」だったのですが、実際にやってみるとおもしろくて完全にハマりました。

    Mさん:私の場合は、コラボが決まった当時、TRPG自体知ってはいたけれど遊んだことはなかったんです。TRPGって作品ファンの熱量がほかの界隈と比較しても極めて高いと感じていて、その理由が気になっていました。今回、コラボ企画を進めていく中でいくつかの作品を遊んでみて、自分もTRPGの世界にのめり込んでいく感覚がありました。

    ──今回のグッズ開発とイベント開催をするにあたり、工夫した点はありますか?

    Kさん:グッズ開発については、さりげなくキャラクターの要素が入ったグッズをつくった点です。マルイコラボでつくるなら、アクリルスタンドやキーホルダーのような「The推し活グッズ」ではなく、日常使いができるようなグッズを新たに開発したいと考えました。今回の商品ラインナップの中で特に力を入れたのは、「香水」と「リング」。どちらも、4人のキャラクターをモチーフにつくっていて、「わかる人にはわかる」デザインになっています。作品をプレーした方に「ムフフ」となってもらえたら良いなと思っています。

    Mさん:イベント開催については、会場内にファンの方が自由に書き込めるメッセージボードを設置した点です。昨年、マルイウェブチャネルで初めてコラボした際に、SNSでたくさんのうれしいリアクションが届いたことが印象的で、ファンの方の「作品愛」を伝える場があったら盛り上がるだろうなと考え、設置しました。
    また、作中に出てくる「地図」を展示したのは、原作者・中尾ヤスヒロさんのアイデア。ここについてはいろいろ話したいことがありますが、作品のネタバレになってしまうのでやめておきます...

    ──では、気をつけたことはありますか?

    KさんTRPGは「内容を知ってしまうと遊べなくなる」という特性があるので、グッズ・イベントの企画を考える際は、ストーリーのネタバレにならないよう細心の注意を払いました。まだ物語を進めている途中の方にとっては、「このアイテムってキーになるの!?」「このキャラクターって実は○○!?」というような、よからぬ憶測を生んでしまう可能性があるからです。ここまでなら大丈夫か?など、中尾ヤスヒロさんとも入念に確認をしました。

    ──イベント開催をしてみて、お客さまの反応はいかがでしたか?

    Mさん:お客さまの反応、激アツでした!!個人的には、ほかのコンテンツ(アニメ・ゲームetc)のファンとは一味違う、ユーモアがあるなと感じています。SNSでの反応も、「これ以上私たちをいじめて何がしたいのよ!(ありがとう)」みたいな、うれしい悲鳴といいますか、皆さんの投稿がおもしろくて大好きです。ファンの方のレスポンスが速く、リアクションも大きいので、担当としては頑張りがいがあります。

    KさんTRPGは会話をしながら物語を進めるので、ファン(プレイヤー)とキャラクターの距離感が近いんですよね。私の感覚だと、アニメ作品においてはファンは物語の外側にいるのに対し、TRPG作品は物語の内側にいるイメージです。キャラクターとの思い出があるので、愛情や愛着はよりもっと深くなると感じています。SNSもそうですが、メッセージボードに書かれたコメントの熱量もものすごくて、このイベントを開催できて良かったとあらためて思いました。

    ──最後に、担当者としての想いをお聞かせください!

    Mさん:開催前から「きっと盛り上がるぞ~」と肩を回していましたが、自分が想像していた以上にお客さまからの反響が大きくてうれしかったです。TRPG作品ファンの「熱」に大きなパワーを感じているので、今後もさまざまな作品とのコラボを実現し、界隈全体を盛り上げるお手伝いがしたいと考えています。

    Kさん:自分の好きなコンテンツにかかわれていることがとにかくうれしいです。実際に作品ファンである自分が参画したことで、企画提案の解像度が上がった部分もあったと思うので、チームに貢献ができたという点でもやりがいを感じました。
    それと、「自分でつくって、自分で買う」ということを初めてしました。担当内で「自給自足」といじられていたのですが、自分の手元に置いておきたくてしっかり買い物しました()。
    今回の「プルガトリウムの夜/デストルドーの使者 POP UP SHOP in OIOI」の事例のように、成果が出て、また次の企画につながるという流れを継続してつくっていけたらと思います。

    実際のKさんの私物コレクション(昨年のグッズも含む)

    丸井グループがかかげる「好き」を応援するビジネス

    丸井グループでは「好き」という感情に注目し、機能や価格ではなく、一人ひとりの想いや価値観が原動力となって動く新しい経済の領域である「『好き』が駆動する経済」という新しい経済圏の開拓をめざしています。今後は、丸井グループのアセットを活かした「フィンテック・小売・未来投資」の三位一体の独自のビジネスモデルの中心に「好き」を応援するビジネスを置き、集中的に投資していく方針です。
    さらに「イベント・グッズ事業化」により、グッズの企画・製造・販売を一気通貫で行うことで、お客さまの「好き」をこれまでに以上に応援していきます。

    また、この取り組みを推進するにあたり、社員一人ひとりの「好き」を活かすことで、同じ「好き」を持つお客さまと共創の関係になれると考えています。
    今回のTRPG作品とのコラボレーションにおいても、社員の「好き」を活かして企画を進めてきました。その結果、作品ファンの皆さまに喜んでいただけるコンテンツを提供することができたと思います。

    今後も、丸井グループの「好き」を応援するビジネスに関する取り組みについてお届けしていきますのでお楽しみに!

    この記事をシェア