12月19日(土)、丸井グループと内定者が共に創る就活イベント「『はたらく』×『より良い社会』~社会を変えるビジネスってどういうこと~」を開催しました!今回は、高校生から大学生まで参加できるイベントとして企画。当日は将来世代の皆さま約70名にご参加いただき、共創パートナーであるみんな電力(株)さまとのパネルディスカッションなどを通じて、企業が社会課題解決に取り組む意義について参加者の皆さまと対話を行いました!
今回の就活イベント「『はたらく』×『より良い社会』~社会を変えるビジネスってどういうこと~」は、2021年4月に丸井グループに入社予定の内定者の中から、公募で集まった13名を中心としたメンバーによる企画です。採用課がサポートしながら、8月より計10回にわたって対話をくり返してきました。
内定者自身が就職活動を通して感じた「自分のやりたいことにもっと早く気づいていれば良かった」「 業界・業種の切り口でしか企業を探せず、広い視野で自分のやりたいことと結びつけられなかった」といった経験をもとに、「自分たちが感じたモヤモヤを将来世代の皆さんには感じてほしくない!主体的に自分の人生を選択する皆さんの応援がしたい!」という想いから実現しました。
まず初めに、「世の中の変化と企業のあり方の変化について」と題し、みんな電力さまと丸井グループの両社の取り組みついて、担当者よりご説明しました。
企業が脱炭素化に向けて取り組む必要性や、環境に配慮した消費行動を表す「エシカル消費」について、みんな電力さまの再生可能エネルギーを利用する企業の事例を挙げてご紹介いただきました。
また、「顔の見える電力™」を通じた再エネ電力の導入に向けた取り組みや、気候変動にともない再エネの需要が拡大している背景についてお話がありました。
丸井グループでは、企業価値の向上と社会課題の解決を同時に実現することをめざした「共創サステナビリティ経営」を掲げています。イベントでは、みんな電力さまとの共創の取り組みなどについて紹介しました。
また、持続可能な社会に向けたビジネスとして新たに取り組むビーガン事業が、環境問題の解決につながる可能性について、担当者の視点からお話ししました。
続いて、「ビジネスを通じて社会課題を解決するってどういうこと?」というテーマで、パネルディスカッションを実施。ともにZ世代である、みんな電力の長島さんと丸井グループの岡﨑が、社会課題に興味を持ったきっかけや、ビジネスを通じて社会課題解決に取り組む理由についてお話ししました。
長島さん:私たちの世代は、以前と比べて学校教育の場で社会課題について学ぶ機会が多かったと思います。なので、特別大きなきっかけがあったわけではないのですが、学生時代に「働く」ということを考えた時に、「社会の役に立つ仕事をしたい」と感じたので、まずはNPOで活動を始めました。
岡﨑:私は、小学生の時に『世界がもし100人の村だったら』という本を読み、世界には貧困に苦しむ人が想像以上にいることを知り、自分がとても恵まれた環境にいるということを実感しました。この本をきっかけに、世の中の課題を自分事として考えるようになり、身のまわりにある課題について学び始めました。
岡﨑:私たちの世代は、これから約40~50年間働くといわれており、人生において仕事の占める時間は非常に大きいと思います。なので、それだけ多くの時間を使うのであれば、ビジネスを通じて社会課題の解決につなげたいと思っていたところ、丸井グループの社会課題解決の取り組みを知り、そこに共感したことが1番の理由です。
長島さん:NPOで活動する中で、企業にはそれぞれの役割があり、社会課題解決はビジネスを通じて取り組めることを学びました。みんな電力に入社した理由ですが、電気の市場規模は、約20兆円ともいわれており、そのような大規模な市場での取り組みが、結果的に社会課題解決につながることは、持続可能かつとても可能性のあるビジネスだと感じたからです。
長島さん:私は、個人のお客さまに向けて再エネへの切り替えをおすすめするとともに、電気生産者の想いをお客さまにお届けするイベントや、さまざまな企業との協業を通じて、契約してくださるお客さまの満足度向上に努めています。再エネが環境に良いとわかっていながらも、なかなか切り替えていただけないという課題もありますが、従来の価格競争とは違った形でお客さまにアプローチすることで、世の中に新しい価値を生み出せるのではないかと思っているので、とてもやりがいを感じています。
岡﨑:持続可能な社会の実現に向けた新たなビジネスとして、「ビーガン」を世の中に拡げるために、丸井グループができることについて考えています。日々、試行錯誤をくり返していますが、「このビジネスが実現したらどれくらいの人に『しあわせ』を提供できるのか」を考えると、非常にやりがいを感じます。また、自分の仕事について話す時に、「世の中のお役に立つために頑張っている」と自信を持って言えることは、社会人として大切なことだと考えています。
最後に、Zoomのチャット機能を使って、学生の皆さまから多くのご質問をいただきましたので、いくつかご紹介します!
長島さん:自分のやりたいことに一緒に取り組んでくれる企業かどうかを意識していました。ただ、「自分は絶対にこれをやりたいんだ」と限定しすぎてしまうと、入社してからギャップを感じる場合もあると思います。実際に働き始めてから気づくことや学ぶことはたくさんあるので、自分のやりたいことは何かを考えつつも、選択肢をあまり狭めないようにすることが大切だと思います。
岡﨑:私の就職活動中の軸は、「何らかの課題を抱えている人たちをしあわせにしたい」という大きなものでした。また、目先の利益だけにとらわれず、社会課題解決にどれだけ本気で取り組んでいるかも重視していたので、丸井グループの場合も小売や金融といった事業だけでなく、社会課題解決につながるサステナブルな取り組みを行っている企業という視点で見ていました。
岡﨑:食の選択肢としてビーガン料理があることや、ビーガンの方が抱えているお困りごとを、世の中に知ってほしいという想いを常に持ちながら取り組んでいます。ビーガンでない方たちのライフスタイルを今すぐに変えてほしいわけではなく、すべての人のしあわせを実現するために、新たな価値を提供するという意識を大切にしています。
長島さん:私たちは、「電気料金の価格競争をしない」と決めています。そのため、価格ではなく「顔の見える電力™」をテーマにしたさまざまなサービスを通して、お客さまに満足感を提供することで、価格のハードルを乗り越えていきたいと考えています。最近では、みんな電力に切り替えたことをお客さまが世の中に発信してくださることも増えています。そうしたファンの方を増やしていく「仲間づくり」も大切なポイントですね。
長島さん:社会課題解決は、苦しさを感じてしまうと進めることが難しくなってしまうので、「おもしろさ」を大切にしながら、結果的に社会課題解決につながるようなことに取り組んでいきたいと思っています。現在は、「顔の見える電力™」の供給に取り組んでいますが、身のまわりにある社会課題はほかにも数多くあるので、「顔の見える」を軸にしたさまざまなライフスタイルに寄り添う事業を展開してきたいです。
岡﨑:丸井グループでは、「ビジネスを通じてあらゆる二項対立を乗り越える世界を創る」という2050年に向けたビジョンを掲げています。その中で、私は「二項対立」という言葉さえもなくなることが理想なのではないかと感じています。その第一歩として、「ビーガン」を世の中に拡げていくための活動をしていますが、ゆくゆくは「ビーガン」や「LGBTQ」といった、現在はマイノリティとされている言葉さえもなくなるような世界をつくりたいと思っています。
今回の就活イベントは、内定者の皆さんを中心に「学生の皆さんにとって、より主体的な人生選択につながるイベントにするにためにはどうすれば良いか」を考え、みんな電力さまとも協力しながら対話をくり返し行ってきました。
イベント当日は、講演やパネルディスカッションを通して、みんな電力さま、丸井グループの社会課題解決の取り組みにかける想いを、お伝えすることができたと思います。
学生の皆さんからは、「再生可能エネルギーやビーガンについて、もっと詳しく知りたいです」「『社会課題を解決したい』という切り口からも企業を選べるという、新しい選択肢を学ぶことができ、視野が広がりました」といった感想をいただき、社会課題に対する当事者意識の高さを感じるとともに、私たちがイベントを通して伝えたかったメッセージがしっかり伝わっており、非常にうれしかったです。
これからも、高校生や大学生といった将来世代の皆さまに向けて、ビジネスを通じた社会課題解決や、将来の自分自身の働き方について考えるイベントを開催したいと考えています。そのようなイベントを通して、丸井グループの取り組みに共感してくださる方々との、新たなつながりを生み出していきたいと思っています。
「内定者と共に創る就活イベントを初開催!」を公開しましたので、ぜひご覧ください。丸井グループの内定者が企画した、高校生・大学生向けの就活イベントです!丸井グループとみんな電力さま(@minden_PR)のZ世代社員が社会課題の解決について語りました。https://t.co/2YuifrVQAP
— この指とーまれ! (@maruigroup) 2020年12月29日