丸井グループでは、共創サステナビリティ経営についてより深く理解していただくために、機関投資家・アナリストさまを対象とした見学会を定期的に開催しています。このたび、12月16日(水)に、「有楽町マルイ 共創サステナビリティテナント見学会」を実施しました!今回は、マルイ店舗におけるサステナビリティ経営に取り組むテナントさまや、丸井グループが運営受託をしているテナントさまなどをご紹介させていただきながら、各担当社員との対話を行いました。当日の様子をご紹介いたします!
丸井グループでは、すべての人の「しあわせ」をステークホルダーと共に創る「共創経営」を進めています。投資家の皆さまも私たちの大切なステークホルダーであり、ともに企業価値向上をめざすパートナーです。そのため、私たちは投資家・アナリストの皆さまとの対話を重視しており、さまざまな情報開示をすることで対話の材料を揃えています。
年間でのべ270件以上の国内外の投資家さまとの対話を行いながら、実際に丸井グループの取り組みをリアルに体感していただく見学会も定期的に開催しています。
今年度は、店舗で共創サステナビリティに取り組むテナントさまや、丸井グループ社員が運営を受託するテナントさまについて、有楽町マルイをご見学いただきました!見学会は、新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、「リアル参加」と「オンライン参加」を併用し、計22社23名の機関投資家・アナリストの皆さまにご参加いただきました。今回は3テナントさまを少人数のグループごとにアテンドさせていただき、丸井グループの各担当者よりショップの特徴をご説明しました。
「O'right」は、地域、社会、環境に貢献できるブランドをめざしており、ヘアケア商品をはじめとした製品には、人と地球に優しい天然のオーガニック成分が贅沢に配合されています。また、野菜や果物から抽出したデンプンでつくられているボトルは、100%生分解性。キャップには、成長の速い竹を使用することで、伐採による環境負荷を減らしたいという想いが込められています。
皆さまからは、「こうしたサステナビリティに関する話を接客の中で話した時の、お客さまの反応は?」「自主運営売場の経験がある社員が運営を受託すると、接客スキルはあっても商品知識を得るのが大変だと思うが、どのような工夫をしているのか?」などといったご質問をいただき、O'rightのコンセプトや当社の取り組みに高い関心を寄せていただきました。
お客さま一人ひとりの悩みに合わせた日本初のパーソナライズシャンプーを提供するD2Cブランド「MEDULLA」。気候や日々の生活、年齢によって変化するさまざまな髪のお悩みに合わせてカスタマイズすることができるシャンプーを提供しています。
「利用者の顧客層は?」「D2Cブランドはリアル出店のニーズがあるのか。D2Cブランドがマルイに出店することのメリットは何か?」といったご質問をいただきました。
日本発の傘のシェアリングサービス「アイカサ」は、急な雨でも傘を買わずに、24時間70円で傘をレンタルすることができ、雨が上がった時は最寄りの傘スポットに返却できるサービスです。お客さまに雨に濡れない体験を提供するだけでなく、購入後に廃棄されてしまうビニール傘を減らすことで持続可能な社会をめざしています。
「アイカサ」のサービスを初めて知ったという方も多く、「1日に利用者はどのくらいいるのか?」「メンテナンスなどのための人件費がかかりそうだが、ビジネスモデル・収益構造を教えて欲しい」など、多くのご質問をいただきました!
見学会でもご紹介したO'rightの創設者であるスティーブン氏が、今回オンラインで参加してくださいました!「日本初上陸において、コンセプトストアを丸井に決めた理由」というテーマで、スティーブン氏自らO'rightのサステナブルな取り組みについて投資家の皆さまにお話しいただきました。
―サステナブルな商品を開発しようと思ったきっかけは?
もともとは台湾で外国シャンプーの代理販売の仕事をしていました。きっかけは、身近な人が病気になったこと。また、私自身もアレルギー体質だったので、皆が病気にならないような自然なものをつくる企業を創りたいと思い、O'rightを創設しました。
―なぜ丸井グループと協業しようと思ったのか。
日本進出を検討している際に情報収集をしていた時、CSRやサステナビリティなどに関するたくさんの報告書を開示していたのが丸井グループでした。私たちと理念が一致していたので、一緒にできたらいいなと思っていました。運営受託を行ってくれるというのも大きかったです。
―丸井グループへの運営受託についてはどう評価しているのか。
大変助かっています。やはり日本と台湾の運営にはカルチャーの違いがあり、日本はお客さまを大切にする文化があると感じています。今もたくさん勉強しているところではありますが、日本の店舗運営に慣れている丸井スタッフに最初の出店を任せられるというのは非常にありがたかったです。これからも一緒にやっていきたいと思っています。
当日は、有楽町マルイ店長やサステナビリティ部・共創投資部の担当者との対話の時間も最後に設けさせていただき、皆さまからご質問をいただきました。
ご参加いただいた皆さまからは、
「共創先への出向者や運営受託に携わっている社員の皆さんに対して、共創先とのメリットや考え、感想などを生の声として直接うかがうことができてありがたかった。」(リアル参加者)
「体験型テナントが増えることで店舗のバリエーションが拡大し、客数が増えているという話は参考になりました。」(リアル参加者)
「オンライン参加の選択肢を設けてもらえたこと、リアル参加とオンライン参加で内容に差がないよう配慮してくださったことが、非常にありがたかった。また、チャットや挙手機能など、オンラインならではの手段の活用も有効だった。」(オンライン参加者)
などといったお声をいただき、丸井グループの取り組みやめざす方向性についてより深く理解していただくことができました。
今後も丸井グループでは、投資家の皆さまとの対話を大切に、ともに企業価値向上をめざすパートナーとして、成長に向けて進化していきたいと考えています。