丸井グループが共創投資先であるライフイズテック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 CEO:水野 雄介、以下ライフイズテック)と共催した「第14回アプリ甲子園」において、このたび決勝大会を行い、優勝者および各賞が決定いたしました。
■「アプリ甲子園」とは
「アプリ甲子園」は、次世代を担う若手クリエーターの発掘と健全な育成支援を目的として2011年より開催している、日本最大級の中高生向けのアプリ・サービス開発コンテストです。
全国の中高生が開発したアプリを広く募集し、企画力と技術力を競う「一般開発部門」、協賛企業からの課題を受けテクノロジーの力を使って解決できるアイデアで競う「アイデア部門」の2部門に加え、AIをコア機能としたアプリ・サービス開発を行い企画力と技術力を競う「AI開発部門」の3部門で審査が行われました。
11月17日(日)に開催された決勝大会では厳正な審査を勝ち抜いた12チームが登壇し、熱いプレゼンテーションがくり広げられました。
■決勝大会当日の模様
一般開発部門で優勝した伊藤璃乃さんのプレゼンと表彰
AI開発部門で優勝した得丸創生さんのプレゼンと表彰
QuizKnock須貝駿貴氏とエンジニアfalcon氏による「QuizKnockスペシャルトークセッション」の様子
一般開発・AI開発部門のファイナリストたちの開発秘話やアイデア部門の作品を紹介
■「第14回アプリ甲子園」受賞者・作品一覧(敬称略)
【一般開発部門】
優勝・総務大臣賞 『mappy』 伊藤 璃乃 高校2年生
『mappy』は、場所と思い出を繋げることができるアプリです。写真、音楽、手紙を選んで、それらを思い出の場所にリンクさせることで、その場所と結びつく感情や記憶を鮮明に残すことができます。時間が経っても、その場所を訪れるたびに、当時の感情や思い出が鮮明に思い返すことができます。
準優勝 『BentoPalette』 吉田 祐梨 中学3年生
『BentoPalette』は、テンプレートを使って短時間で彩り豊かなお弁当をつくろうというコンセプトのモバイルアプリです
【AI開発部門】
優勝・総務大臣賞 『TutoriaLLM』 得丸 創生 高校3年生
このアプリは、子どもたちがAIとの対話を通してプログラミングを楽しく学べるサービスです。特徴は、AIがユーザーの行動に反応しながら、まるで先生のように、チュートリアルに基づいたプログラミングを指導してくれる点です。子どもたちは指示されたことをこなすのではなく、自ら考え、試行錯誤しながらプログラミングの概念を身につけていくことができます。
準優勝 『Handy』 田上 陽太・李 圭昇 高校3年生
『Handy』は、聴覚障がい者が日常的に使用する手話をリアルタイムでテキストに変換するアプリです。GoogleのMediaPipeを活用して手話の骨格データを取得し、Prototypical Learning(プロトタイプ学習)と独自開発したSubsequence-DTW Rewardingアルゴリズムを組み合わせた機械学習アーキテクチャにより、ユーザーの手話を瞬時にテキスト化します。このアプリは、多様な手話や新しい表現、スラングにも柔軟に対応できるよう設計されており、手話が持つ複雑で動的な特徴を的確に捉え、複数の手話言語や異なる表現を高精度で翻訳できる機能を備えています。
※Googleは、Google Inc.の商標です
一般開発・AI開発 技術賞 『TutoriaLLM』 得丸 創生 高校3年生
同上
【協賛企業賞】
Cygames 賞 『Puppeteer』 宇枝 礼央 高校2年生
『Puppeteer』は自分の手をコントローラーに、「5本の指」でPuppetを操作してアスレチックをこなすアドベンチャーゲームです。糸のないPuppetはすぐにはいうことを聞いてくれません。練習を積むことでだんだんとスムーズに動けるようになります。
モンスターラボ賞 『Handy』 田上 陽太・李 圭昇 高校3年生
同上
マイナビ賞 『TrashTrace』 酒井 涼雅 高校3年生
『TrashTrace』は街を自発的に清掃する人向けのSNSアプリ。清掃者は清掃した場所でゴミの写真を撮ることで、地図上に点を打ち、消えない線を描いていくことができます。それを地上絵として投稿し、清掃者間でありがとうを送りあったり、作品をつくることでミッション達成バッジを得たりすることができ、清掃を続けたいと思える手助けをします。
グリコ賞 『BentoPalette』 吉田 祐梨 中学3年生
同上
【アイデア部門】
モンスターラボ賞 『Fulove(ふろ〜ぶ)』 吉田 祐梨 中学3年生
課題:「ボーダーを超えろ」
テクノロジーを活用してあらゆるボーダー(境界線)を取り払う事業を募集
グリコ賞 『Life with Glico,Learn with Glico』 小島 拓也 高校1年生
課題:テクノロジーを活用して、ファンコミュニティである「withGlico」の認知拡大およびサイトを何度も訪問したくなるアイディア
大会結果については大会HP、YouTube、テレビ放映にてご覧ください。
・大会HP https://applikoshien.jp/
・YouTube(アーカイブ動画URL) https://www.youtube.com/watch?v=FNs1aJDYn6Y
・テレビ「セイシュンアプリ ~第14回アプリ甲子園~」
2025年1月13日(月・祝)10:05〜10:35 テレビ東京系6局ネットで放映予定
■大会に込めた想い
丸井グループでは、お客さまをはじめ、株主・投資家の皆さま、地域・社会の皆さま、お取引先さま、社員、そしてこれからの未来を担う将来世代を含めた6ステークホルダーとの共創を実践することでさまざまな革新を進めてまいりました。中でも、私たちにとって未来そのものであり、希望でもある将来世代をステークホルダーと考え、共に新たな価値 創造に向けた取り組みを進めております。
その一環として、2021年にスポンサー企業として初参画、一昨年からはライフイズテック社との共催という形で大会に携わってまいりました。今年の大会も、昨年よりも多くの学生にご応募いただき非常にレベルの高い作品と想いのこもったプレゼンテーションがくり広げられる大会となりました。また、前々回から引き続き今回も、過去最多となる32の企業や団体の皆さまに協賛・特別協賛としてご支援をいただき、より一層大会を盛り上げることができました。
今後も大会への共感の輪を拡大していくことで、社会全体で将来世代を力強く応援してまいります。
■決勝大会概要
開催日時:2024年11月17日(日) 13:00~18:00
実施会場:TODA HALL & CONFERENCE TOKYO ホールA
主 催:株式会社丸井グループ、ライフイズテック株式会社
総合司会:清水 麻美子 氏 須貝 駿貴 氏(QuizKnock)
開発部門審査員:
審査員長 パノラマティクス 主宰 齋藤 精一 氏
審査員
慶應義塾大学環境情報学部教授 / 博士(政策・メディア) 中澤 仁 氏
WillBooster株式会社 代表取締役社長/東京通信大学 准教授/早稲田大学 研究院客員准教授/国立情報学研究所 特任研究員 坂本 一憲 氏
株式会社サイバーエージェント Tech DE&I Lead / ソフトウェアエンジニア 神谷 優 氏
タレント / エンジニア 池澤 あやか 氏
技術審査員
株式会社イエソド 代表取締役
ファーストライト・キャピタル株式会社テクノロジーパートナー 竹内 秀行 氏
■スポンサー一覧