■ 「なでしこ銘柄」 とは
「なでしこ銘柄」は、「女性活躍推進」に優れた上場企業を「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することを通じて、企業への投資を促進し、各社の取り組みを加速化していくことをねらいとしています。
平成24年度より経済産業省と東京証券取引所が共同で実施しており、11年目となる今年度は312社がエントリーしました。近年、「人的資本経営」への注目が高まる中、人的資本を含む非財務情報の開示の動きや、経営戦略と連動した人材戦略の立案、情報開示が一層求められる動きを踏まえ、調査内容、選定基準、評価プロセスなどが今年度より一新 されて選定され、1業種1社、計17社の受賞に変更になりました。また、「企業の経営戦略 の中で、女性活躍推進をどのように位置付けているか」「その取り組みの成果をどのように企業価値向上につなげているか」という観点も追加され、定量的なデータと定性的な情報の双方をもとに評価が行われました。
■ 「注目企業」 とは
「なでしこ銘柄」では、女性活躍推進に戦略的に取り組んでいる事例を「注目企業」として、紹介しています。今年度は、「採用時、配属時や人材育成時などにおける、技術系分野の女性の活躍推進に関する課題とそれに対する取り組み」「女性社員特有の健康課題を解決し、より女性が活躍しやすい環境づくりを行うための取り組み」の2つのテーマに沿って選定されました。当社グループは「女性社員特有の健康課題を解決し、より女性が活躍しやすい 環境づくりを行うための取り組み」が評価され、当社グループの取り組み事例が「なでしこ銘柄」ホームページに掲載されております。
■ 丸井グループの女性活躍推進
当社グループでは、“すべての人が「しあわせ」を感じられるインクルーシブで豊かな社会”にむけて、企業理念に基づき企業文化の変革と人の成長に取り組むことで、企業価値向上の実現をめざしています。これまで、経営の基盤となる企業文化を古いものから更新するために「企業理念」「働き方改革」「多様性の推進」「手挙げの文化」などの施策を同時進行で進めてきました。これらの取り組みは、イノベーションを起こしやすい組織風土づくりを 通じて、中長期的な企業価値向上につながる当社独自の新事業や新サービスの創出のベースになっています。また、取り組みの1つである「多様性の推進」については、画一的な組織 からはイノベーションは生まれないという考えのもと、男女・年代・個人の3つの多様性を掲げ、組織改革を推進してまいりました。
当社グループは、全社員の約45%が女性であり(2022年3月期)、女性の活躍を推進するため、「女性イキイキ指数」を設定し、「意識改革」と「制度づくり」の両輪で取り組みを進めています。
今後、「女性イキイキ指数」では、ジェンダー平等の要ともいわれる、男女の「性別役割分担意識」を見直すことに共感する人の割合をはじめ、「男性の産休取得率(産後8週以内 取得率)」や「男性の育休1カ月以上取得率」などを数値目標に掲げ、意思決定層に占める女性の割合を2026年3月期に20%にすることをめざしています。
※今年度より、「なでしこ銘柄」に選定された企業の定性情報(自社の女性活躍推進の取り組みやその成果を説明したもの)は、審査委員の評価とあわせて、事例集として紹介されております。詳しくは経済産業省「なでしこ銘柄」ホームページを参照ください
https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/nadeshiko.html
※そのほか丸井グループの取り組みについて詳しくはこちらをご覧ください
https://www.0101maruigroup.co.jp/sustainability/theme02/
※当社のめざす「共創サステナビリティ経営」「丸井グループ ビジョン2050」について
「共創経営レポート 2021(日本語版)」
https://www.0101maruigroup.co.jp/ir/lib/i-report.html
「VISION BOOK2050(日本語版)」
https://www.0101maruigroup.co.jp/sustainability/lib/s-report.html